下記のとおり、第21回ワールドカフェ読書会in京都を開催いたしました。
・日 時 | : 2018年6月24日(日)13:30~16:50 |
・場 所 | : キャンパスプラザ京都2F 第3会議室 |
・課題図書 | : 『信頼学の教室』中谷内一也著(講談社現代新書) |
自己紹介を兼ねて意気込みをお伺いするところからスタート。
続いて、課題図書について、前半の分かりやすい例え話から、後半のデータに基づくアカデミックな整理まで、「何が書いてあったのか?」を皆で共有しました。
その上で、テーブル毎にワールドカフェの「問い」を検討いただき、全員による投票を経て、「信頼をどう確認するのか?」という「問い」について話し合うことを決定しました。
そして、「信頼をどう確認するのか?」という問いをもとに、メンバーを変えながらダイアログ(対話)を3ラウンド実施しました。
各テーブルで描かれた模造紙は以下のとおり。
最後に、この話し合いから得られた気づきについて、自分と向き合い振り返っていただき、その気づきを全員でシェアしました。
当社代表・小山の気づきは、「大切な相手のことを考える」でした。
信頼する側は、何をもって相手を「信頼」しているのか?
この本の中で「信頼」とは、“自分の利害に関係のある何かを誰かに委ねて、その結果ひどい目にあうリスクはあるけれども、そうはならないだろうと期待すること”とあります。
信頼する側には「期待」があり、それを信じて頼るのが「信頼」だとすれば、信頼される側は「信頼する側が何を期待しているのか?」を信頼する側の立場で考え、正しく理解し、それに応え続けることが必要だと考え至りました。
また、信頼される側の立場で「誰の信頼を得たいか?」と考えたときに、全方位ではなく「大切な相手」の信頼を得たい、と思い至った次第です。
大切な相手が期待する能力を持ち続けられるように日々研鑽を積み、それを発揮し続けられるように常々励み、そして、大切な相手だからこそ、その相手の期待する大きなことから小さなことまで意識できるように精進することが重要だ、という気づきに辿り着きました。
今回も、一人で読むだけでは得られない多面的な気づきが得られ、また、それぞれの参加者が自分事として落とし込んで理解を深められたことが伺える、たいへん有意義なイベントとなりました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。