顧客のビジネスゴール達成につながる「システム運用マネジメントの鉄則」(2日間コース)
ITシステムやITサービスはビジネス目的を達成するための仕組みの1つです。ビジネス目的を達成するためには、ITシステムの安定稼働と併せて、外的及び内的要因により常に変化する顧客のビジネス目的をしっかりと把握し、変化に対応していくプロジェクトマネジメントをしていくことが必要です。これは、ITシステム開発のような定点的なマネジメントとは大きく異なる点です。
このプログラムでは、ITシステムの運用マネジメント(運用管理)、運用オペレーション(運用業務)、運用トレーニング(運用教育)の基本知識から実践技法までを説明します。グループワーク及び事例等を用いた実践トレーニングを中心に行い、ITシステム運用マネジメントの実践スキルの修得を目指します。
対象者 |
・ITシステム運用マネージャの方 ・ITシステム運用担当の方 ・顧客に運用提案をする立場にある方 |
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参加者の前提条件 | ITシステム運用の経験がある方 |
研修スタイル | 座学と演習の組合せ |
効果 |
・ITシステム運用マネジメントの実践技法を理解できる ・ITシステム運用マネジメントの実践スキルを修得できる |
カリキュラム |
※2日間(9:30~17:30)のプログラムとなります。 (座学:1日目) 1.ITシステム運用の基本知識 ・ITサービスの定義 ・ITサービスがもたらす成果と価値の考え方 ・顧客のビジネスゴールとITサービス ・ITシステム運用の役割 ・ITシステム運用マネージャに求められるスキルと資質 ・ITシステム開発とITシステム運用の関係 ・ITシステム運用のライフサイクル ・ITIL、PMBOKを活用する際のポイント 2.ITシステム運用3つのプロセスの実践技法 (1) 運用マネジメント(運用管理) ・運用マネジメントの位置づけ ・SLA策定のポイント ・運用計画書の策定、顧客承認のポイント ・カスタマイズ開発の考え方 ・運用管理の実践技法(進捗、リスク、問題、障害、変更、コミュニケーション管理) (2) 運用オペレーション(運用業務) ・運用オペレーションの位置づけ ・運用業務のリストアップ技法 ・運用業務プロセスの基本項目 ・運用業務プロセスの作成 ・運用ツール、ドキュメント雛形作成のアプローチ ・運用業務プロセスの改善技法 (3) 運用トレーニング(運用教育) ・運用トレーニングの位置づけ ・運用トレーニングが必要な業務の特定 ・運用トレーニングの3つのタイプ ・運用トレーニングプロセスの作成 ・運用メンバのスキルアップにつなげるトレーニング技法 ・運用メンバのモチベーション向上のアプローチ (演習:1日目後半~2日目) 3.ITシステム運用マネジメントの実践演習 (1)業務プロセス及びトレーニングプロセスの作成 (2)事例等を用いた運用マネジメントの実践トレーニング (3)ITシステム運用の課題と解決策に関するグループワーク ※演習では、主に以下の範囲を取り上げます。 ・運用業務プロセスの作成 ・トレーニングプロセスの作成 ・リスク管理、問題管理、障害管理 ・ITシステム運用の課題分析と解決策の策定 |
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